Go Manchester(5日目)

◆◆スタジアムツアー◆◆
2010-10-19(現地時間)


前日の疲れが多少残っていた。
カーテンをあけると雨が降っている。
振ったり止んだりきりがないので
この国の人は傘をささない。
だから、高品質のコートが有るんだなと思う。
毎日同じ内容のブッフェで
そろそろ限界な朝食を済ませ




オールドトラッフォード
今日はスタジアムで試合のない日に行われる
完全予約制のミュージアム&ツアーが目的




ちょうどショップの両脇でチャンピオンズリーグ
バナーを取り付ける作業をしていた。
どのチームもこの大会の試合ではスタジアムを
チャンピオンズリーグ仕様に化粧直しする必要がある。
それは外見もスタンドの看板もすべて覆い隠すように
大会ロゴを点在させる内容。


誰もいないスタジアムも良い。


ショップをスルーし受付付近でネット予約した紙を
バックから出した瞬間、激しい雨に・・・・
しばし雨を眺めると少し弱くなってきたので
一気に走って受付に入った。
なにやら新人受付嬢に教育してるらしく
教育しながら受付された。
「ネットの予約の客はこの番号で」とか説明してるし・・
首から下げるツアーパスを受け取り





エレベーターで3Fのミュージアム
11時に入ってツアーが始まるのが13時。
クラブの歴史が詰まったミュージアムをすべて見終わる前に
ツアーの時間が迫る。そのくらいでかし内容も濃い。
(写真撮りすぎるから遅いということもある)


ツアーのガイドが無線片手に登場。
9時から30分間隔で各グループが巡回している。
説明は当然英語、必死について行く。

スタートしまずバックスタンド中央の客席へ
スタジアム内は翌日の化粧直しが済んでいて
土曜日見た景色とは異なる。
これを一度に楽しむため、この日程を組んだ。
3列ほどの客50名ほどを座らせ色んな説明を
してくれる。
収容人数やら芝の品種やらVIP席の説明やら等々
場所を移動してホームゴール裏の角へ
ガイドがやたら色んな人にどこから来たとか聞いていた。
スエーデンは驚かなかったがオーストラリアってのは驚いた。
(では自分は??)
その流れてユナイテッド以外のファンは?と聞く。
すごい施設なので応援するチーム関係なく見に来るからだ。


何で急にと思ったら
説明のセクションが常駐する警察の詰め所で
「よくリバプールの人が連行されます」と毒づくw
鉄板ネタなんだろう、どっかんどっかん受ける。


奥の照明装置
芝育成用のライト
ラジコン操作でフィールドを移動するそうだ。
芝の下は日本でもおなじみの
パイピンクが施されているらしく
温水で温度調整してるそうな


場所を移動して角にあるアウェーエリアへ
付近にある車いす席の説明。
「土曜日の試合でウェストブロムの連中が引き分けしたのに
  騒いでいたのがこの一角です。」と説明w
さらにその上にはガラス張りのセキュリティーセンターがあり
その説明とともに

「特にリバプールの連中は悪いことをして見つかっています」

また、鉄板ネタ。w
場所を移動して一旦スタジアム外へ


メインスタンドの外にはミュウヘンの悲劇の慰霊碑があり
そこは自分も知らなかったので驚いた。
イーストスタンドの記念碑と時計は知っていた)


話の概要は1958年、ヨーロッパリーグ
チャンピオンズリーグの前身)の予選へベラルージュに向かった。
現在でもそうだが水曜日に試合をして週末国内リーグを戦う。
当時の飛行機やレーダー、気象予報技術は今より良くない。
帰りの乗り継ぎをミュウヘンで行い、飛び立った瞬間に墜落
チーム内の8人が死亡。
監督と現在も顕在しているチャールトンらが生き残った。
この教訓でチームを半分にして移動する事が多くなった。
この悲劇から数年後、ヨーロッパを制したから伝説となり
そのときの監督、マット・バスビー
銅像になってスタジアム正面に鎮座してるわけ。




ミュヘントンネル内のVIP入り口
チャンピオンズリーグ仕様に仕上がっている。


ミューヘントンネルという場所を通り再びスタジアム中へ
突如リビングのような待合室に案内された。
壁にはイングランドスコットランドウェールズアイルランド、その他と
歴代代表選手が刻まれたプレートが飾ってある。
ここは選手の彼女、奥さん、家族専用の部屋で
専用コックが派遣されていてモニターを見ながら食事が出来るらしい。
スタジアム内は寒いので中で見てもその場所で見ても自由らしい。
ただ、赤ん坊や幼児は専用の係りが面倒を見て
試合中はスタジアムに入れないらしい。


廊下を隔てて移動


ついにロッカールーム
サブを含めた全員のユニフォームがかけられていた。
(当然、ツアー用のレプリカ)

ギグスの場所で写真をお願いした。(たぶん中国人)
同じツアーに韓国女性が多数いてパク・チソンのユニに頬ずりしてた。
だから、本物じゃないって・・・・←心の声


1辺だけロッカーではなくタクティクスボードになっていて
左から
ピッチ1面分のホワイトボードが1枚(縦方向)
中央にコンピューターを仕込んだ50インチのモニター
右にハーフピッチが6つ並んでる(2×3縦)ホワイトボード
前半の欠点を分析するチームが
ハーフタイムまでに映像を編集するそうな
ほぼリアルタイムらしい
ハーフタイムに食べるものの話とかしてくれた
ロッカーに後ろ髪を引かれながら選手専用の通路へ


壁には今まで取ったタイトルのの写真が並んでいた。
そのまま進むとスタジアムの角のしたに出た
鉄骨むき出しのエリアは報道のミックスゾーン


インタビュー用の壁紙がセットしてあった。
もちろん翌日のチャンピオンズリーグ仕様
目線をピッチ方向に向けると選手入場口の蛇腹が見えた。
ガイドが壁にあるスイッチを押すと大音量の音楽と音声が流れた
ツアー用の演出で選手入場を疑似体験させてくれた。
なかなかいい演出でとうとうピッチへ


当然踏ませて貰えないが手を伸ばせば触れる事が出来る距離
そのままメインスタンド中央へピッチを横目に進む



そこに見えるのはレカロ製のベンチ
アウェーベンチ前の看板がもう翌日の相手
バルサスポル(トルコ)に化粧直しされている
座ってはいけないとは一言もいわないが
座って良いともいわないw
そんなの知らんがなと座り、外人を巻き込み記念撮影祭り
座り心地は車のと違ってふわふわ。
そろそろ時間が限界ですよといわれるまで粘った。w


ツアーが終わってガイドがドアを開けると
そこはショップの中w
段々テンションが上がるものを見せていく
良く出来たルートだw
観光地で強引にみやげ屋に連れて行くパターンではないかw



またミュージアムが途中だったのでショップをスルーして戻った。
見てない展示物へ移動する途中。
職員が真剣な顔で5、6人あつまっており
展示物のモニターを使ってマンUTVを見ていた。
そこでファーガソン監督が涙目で何か語っていた。
右上にはLIVEの文字が・・・
一発でルーニーの事だと思った。
リアルタイムでルーニー放出を知るとは思わなかった。
しかもこんな場所で。
マンUTVは専用チャンネルで夕方の共同記者会見前に
ファンに知らせる目的で生放送したらしい。
映像が終わると職員はがっかりした表情で持ち場に戻っていった。
夜のニュースでは共同記者会見の映像が多かった。
(放送権利の関係。SKYニュースだけはこの映像)
多少がっかりしたが土曜の試合で気付くことが多かったので
心の準備はできていた。
試合前のアップで先発、サブと分かってしまうのだが
そのサブ組の輪にもルーニーは加わってなかった。
余程の異常事態だなって思っていた。
各展示物付近の職員はルーニーの話題で持ちきり
電話だったり、立ち話だったり、客と論議してる人さえ居た。
それだけインパクトのある出来事、すごく伝わってきた。




見ていなかった
98/99の三冠を記念した
’THE TREBLE’というコーナーをみた
このチームを好きになったきっかけの年だけに
見ていて懐かしい、最後の映像コーナーでは当時の心境に戻った。
老紳士2人組が三冠の各トロフィーが入った箱を挟んで
写真を撮ってくれといわれたので快諾し

自分も撮ってもらった。
じいさんの表情が少年になっていたのが印象的だった。









とにかく巨大なショップ
ショップに戻るも日曜みたリバプールの価格より
ぼってる感じを強く受けたので全部に目を通すだけで帰った。
露店の商品の方がクオリティーが高く安い。



外に出るとルーニー問題の声を拾おうと報道陣がいた。
夢のような時間を過ごしホテルに戻った。
毎日が濃厚で楽しい。
とても幸せ。
明日は仕上げのチャンピオンズリーグ
夜遅く帰り、最終日は早朝に空港に行くので
そろそろ帰る準備をしないと・・・

ルーニー?欲しくない人いるの?」と笑って答えるモウリーニョ


ホテルに帰ってどのニュース見ても
トップがルーニー
マンUでもイングランドでも10番の大スター
国全体に与えるインパクトは大きい




強烈にまずかった。ホテル地下にあった。イタリアン