2011ナビスコカップ決勝

浦和 0- 鹿島 ガンバ戦敗戦の後に思い出して書く 旅行で風邪をひいてしまったので 席の確保はいつもの観戦仲間に任せていた。 大江戸線国立競技場駅をめざす。 途中乗車してくる浦和サポが目に付く。 千駄ヶ谷門のスロープを登り バック、チケットのチェックを受ける。 メインスタンドはイベントが多い。 いろんなブースがあった。 どこにも足を止めることなくアウェースタンドを目指す。 バックスタンドよりの15番を出て席に着く 日差しがまぶしい。暖かく、体を冷やすことが無くて済んだ。 心配していた客の入りは完売だけあって埋まっている。 問題は配分だ。 どこまで買い占められているか バックスタンドの70%は浦和だった。 ナビ杯は決勝のみお土産がつく。 パンフレットとお菓子。 90年代は準決勝以上で抽選配布だったような気がした。 磐田のアウェーで当選した記憶がある。 オリベイラが唯一もっていない国内タイトル それがナビスコ杯 監督就任以来、タイトルの取れていない年は無く 今回とれば5年目にして6度目のタイトルとなる。 すごい監督だ。 ナビスコの決勝は両チームのスタジアムDJを呼び ホームと同じ選手紹介をする。 鹿島のスクリーンはワイドでないので 左右をどう埋めるのかと思っていたら14個の星 20周年のロゴの後に3つのナビスコ杯を並べ軽くタイトル自慢 今年は震災で国立を多用したが普段なら国立はナビと天皇杯しかない。 www.youtube.com 選手入場 旗で埋め尽くす鹿島 3色の綺麗なカラーで埋める浦和 ただ、昔はバックスタンドのセンターまで続いていた模様が ゴール裏のエリアだけだった。 サポ離れで勢いが無いのか? 何かの規制があったのか? 試合開始 浦和の攻撃を観察 監督が変わって4−1−4−1という フォーメーションになったらしい。 報道によると直前のリーグ戦ではうまくいったようだ。 よく観察してみた。 単純に表現すると 中盤が無いのだ。 どこにでも縦に蹴れば選手が満遍なく横に広がっている。 拾って縦に走るだけ。 仕掛けと仕組みが単純なので容易にポゼッションを奪えた。 鹿島が攻めるとボランチ(らしきもの)が下がり 見事な5バック。 北朝鮮みたいな形振り構わないディフェンス。 試合前に「pride of urawa」とサポは掲げていたが ピッチの中はプライドを捨てて必死に守っていた。 浦和はリーグで最も予算を消化するビッククラブである。 サポーターが求める攻撃スタイルでもない。 そこにはプライドの欠片も無かった。 ディフェンス時にバランスよく陣形を下げるのかと思えば 3,4人は前に張っているので中盤が空洞化 容易にポゼッションをキープできた。 今シーズン攻撃力の低い鹿島と5バックの浦和 浦和の狙いはカウンターとPKまで持ち込むこと それ以外の展開は到底望めない。 攻撃を組み立てることもできなかった浦和。 単調に”縦ポン”を繰り返すだけ。 試合は長くなると予想。 後半開始 あっさり2枚目をもらう浦和唯一のゲームメイカー、山田直。 相手10人となった時点で試合はさらに難しくなる。 守りを厚くして攻撃をしのぐだけとなった。 完全にPK狙いの浦和。 相手の体力を奪う展開で機会をうかがう。 田代を投入、フェリペを投入し鹿島は余裕の3バック。 そんな中、さほど怖くも無いカウンターの対応で青木が退場 DFを減らした状態で人数が10対10となる。 どう最終ラインを構成するか もう一度4バックにもどして 右から、柴崎、新井場、中田、フェリペ 中田浩二以外は急造のバックライン。 本職が1人という状態で守ることになった。 ただ、今までろくな攻撃もしていないのに 「これでいける」と勘違いしてくれる。 そして攻めた後ろには必ずスペースが生まれる。 この退場はある意味ラッキーだった。 案の定、勘違いして攻めて来た。 「これはやりやすい。」と思った。 延長で小笠原を下げ、増田投入。 パスも出せ、守れて、走れる。 この展開に適任。 延長前半終了間際 攻めさせてからカウンター 興梠が左を駆け上がり、田代へ 田代が返した時点で興梠は独走状態 左を完全にえぐった興梠が 最終ラインぎりぎりを狙ったパスを反対側に駆け上がった大迫に出す。 大迫はやさしくタッチするだけ 3トップの連携から生まれた美しいゴール。 ゲームは決まった。 www.youtube.com その後、何度かポストに当てるなど 安定した試合運びで余裕の勝利 流れのとおりに鹿島が勝った。 優勝の表示と浦和ゴール裏 上る勝者と下る敗者、握手で挨拶 歓喜の瞬間 www.youtube.com 客席に上るオリベイラ 両手で6を表現。 この監督だけで6つのタイトルを取った。 総タイトル数の1/3を超えた。 www.youtube.com ゴール裏とバックスタンドの間でも挨拶 青木が自らレッドカードを提示 すいませんでした。と頭を下げる青木 www.youtube.com 満男も笑顔 短髪にしたフェリペはジョルジに見える。 バックスタンドで最後の挨拶 さて、次は天皇杯でここに来よう。 元旦に