J1 MatchDay30

Kawasaki 1-2 Kashima


少し遅れ気味で行った。
事前に混雑している情報を得ていた。
ただ、スタジアムに到着するころは列も捌けて
すんなり入れた。

2F最前は手書きのメッセージで埋め尽くされていた。
今日で何か決まるわけではない。
ただ、スタジアムはふつうじゃない空気が流れている。
お互い優勝できるわけでもなく
鹿島は勝っても名古屋が勝てばなにも変わらない。
川崎は負けたら優勝が消滅、3位以内のACL枠も危うい。
ただ、そんな事関係ない。
意地の張り合い
ビックマッチの空気が流れていた。

2Fへ上りバックスタンド側の端から見てみる。
日曜、去年の1位2位対決という好カード。
盛り上がらないわけはない。

今日はビックフラックを持ち込んでいる。
等々力で広げたのを見たのは初めてかもしれない。

選手がアップに出てくるまで相当長かった。
オリベイラの話が熱く長いことは多々ある。
今日はそうだったのかもしれない。
何度も細かな確認をして円陣


今日の審判は扇谷
過去、新井場を2度退場させ
07浦和戦では3人退場させられたこともある。
相性は悪い。


前半17分
ジウトンの凡ミスから広大なフリースペースを
自由に使われ、バーに弾かれた球を
ビトールジュニオールがフィニッシュ。
完全に崩され失点。


前半38分
野沢のFKから中田のキックでフィニッシュ
負けているときのアウトサイドの中田
2000年時の定番セットプレー布陣
一度海外に行っていたので川崎は知るはずもない。
その後の川崎は2部だったし。


後半はかなり荒れてきた。
荒れたら鹿島のペース。
両チームから冷たい視線を浴びる扇谷。


後半17分
満男が出したパスを川崎が連携ミス。
キーパーの股の間までスルーした。


川崎の攻撃はシンプル
縦にハイパイントを蹴り、足の早い選手を走らすだけ。
上手さもなく知恵もない。
決められたパターンを早くこなすだけ。
選択肢は狭いので、とにかくつなぎが早い。
速さ以外に苦労することもなく守備は安定している。
コーナーを捕り平均身長の高さを利用するが
鹿島は今年セットプレーで無失点
逆に安心してみていた。
4分のアディッショナルタイムがあったが難なく逃げきり勝利
10年ぶりの等々力での勝利



小さく手を挙げるも笑顔もなく引き上げていた。



ゴール裏は盛り上がる。
気持ちの伝わる試合。


今日は観に行って良かった。
水曜までの良い流れはできた。
ここで負けたら一気にすべてが崩壊する。
名古屋が勝ったため
首の皮はさらに薄くなったが
まだ繋がっている。


2000年以来
等々力での勝利はなかった。
10年目にして忘れ物を持ち帰った。
それだけで十分。
帰国してからの最初の生観戦。


和食もいいものだ。