WOMEN’S WORLD CUP Final

日本 2−2 アメリ
 PK(3−1)


序盤は予想通り、圧倒的なアメリカの攻撃をしのぐだけ
何度か前線に上がる事はあってもセンタリングさえ出来ない。
前線で繋いだら良いのに勝手に打って外してくれる。
これに何度も助けられた。
無傷で前半を終えたことに安心した。


後半、足の速い選手を入れたアメリ
日本は同時に2枚投入
ドイツ戦のゴールを奪った丸山と
本来エースである永里


準決勝、決勝と先発できなかったエースの意地が
失点の起点となる。
無駄にボールをキープしたところを4人に囲まれ
一気にカウンター
後半から入った足の速い選手が一閃
あっという間に先制される。


慌て気味に前線へ急ぐ日本
がっちり守ってカウンターを狙うアメリ
もう駄目かと思った10分後
FWと交錯した相手DFがまさかの横パス
ピンボールようにカットしたボールを宮間が押し込み
どや顔でゴール。
なんと、追いついた。


延長に持ち込みたくないアメリカのラッシュをかわし
なんとか延長戦へ


疲れの目立つアメリカに対して
日本はイメージ通りのパスが通り始めた。
そんな延長前半が終わろうとした時
CKから一瞬後ろに消える動きで
熊谷からフリーになったワンバックが余裕のヘッド
この時点でもう駄目だと思った。


だが神掛かった勢いは分からないもので
延長後半12分
CKから澤が右足アウトサイドで一閃
同点へ
さすがに鳥肌が立つ


直後、相手のカウンターを
ゴール前で削った岩清水が一発退場
延長後半終了直前だったので影響なくPKへ


ここまでくると満足
アメリカ相手にPKまでこれた。
そう思っていた。


だが
一発目で海堀がビックセーブ
完全に通り過ぎた上半身
右足で掻き出す。


その後も3本止め大仕事
最後は熊谷が決めて


世界一




表彰式からやっと酒が飲めた。
6時20分に飲むビール。プライスレス


女子サッカーを見る切っ掛けは
アテネ五輪予選の北朝鮮戦を
国立競技場にふらっと行ったことだった。
あれから8年
こんな事になるとは思ってもいなかった。


そのころアジアは北朝鮮最強で中国も強く
この2つの国に勝てないのが日本の課題
それを突破してアテネスウェーデンに勝った。
この当時、これで奇跡と思っていた。

リーグ戦も女子選手権(女子版天皇杯)も
この頃から見るようになり
現代表メンバーはすべて知っている。

5年前ぐらいから
天皇杯決勝の前座として女子選手権の決勝をやっており
ことしの元旦は神戸と浦和の対決

今日のようにPKまでもつれ込み
GK海堀がはじいて神戸が優勝してた。


元旦に予告編を見ていたと言うことか?